
後半にも期待してる!
この記事は、洗濯のライフハックについて考え、
洗濯をローコストに時短する「小技」について、家事ハック暦20年の記者・エランが解説していきます。

前編は3つ解説したから、後編は4つね。

前半を見ていない人はこちらから。
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目次
【前回の確認】日常の洗濯をローコストに時短する小技 7つ
- 最短動線法(前半)
- 洗濯ばさみ半追放術(前半)
- アナログ・洗剤簡単投入法(前半)
- そのまんまハンガー
- 必殺・ノーアイロンアイロン(実験あり)
- リネン速乾術
- 着まわしルーティン構築法

ネーミングに知名度はまったくありませんので、注意。
④そのまんまハンガー
この技はやっている人も多そうな、洗濯物をたたむ時間を節約する技です。
これは簡単なことで、
ハンガーで干したら、そのままハンガーで片付ける(吊るす収納)
というものです。

ハンガーををかけてしまえるクローゼットが多い家なんかは効果抜群かも。
ハンガーで干したもののまましまう事ができるようにしておけば、その分だけたたむものは少なくなりますね。
パンツや靴下などはさすがにたたむんでしょうが、シワをつけたくないシャツなどは、たたむのも面倒ですし、おススメです。

たたむのはかなり洗濯の中でも時間がかかる工程よね。
このときの注意点は
○ハンガーは服の数の分だけ準備しておく
○たくさん吊るして収納したい場合はハンガーはなるべく薄いものを選ぶ
ことです。
吊るす収納はたたむ収納より場所をとりますから、ハンガーを薄くして、たくさん吊るせるようにします。
ただ逆に、薄いハンガーで干すと、型崩れもしやすいので、一長一短です。
というわけで、良いのは
(1)厚手のハンガーをたくさん使っても問題ないくらいの広さのクローゼットを所有
または
(2)厚手のハンガーを使っていても問題ないくらいの服の少なさ
という条件が当てはまるようにすることです。
(1)は今から準備するのはローコストに反するので、却下。
(2)を当マガジン的にはおススメします。
着る頻度が少ないものは、ヤフオクやメルカリなどで売ってお金にしてしまうと、
・余分なものがなくなって
・お金ももらえて
一挙両得ですね。
コギトはヤフオクのヘビーユーザー。
服の断捨離は、片付けの記事やテレビなどでもよく取り上げられています。それほど重要なのです。
クローゼットの物が少ないと、より良い面もあります。
○一つ一つの洗濯物が余裕をもってしまえるので、シワなくすっきりしまえる
○着たい服を探すことも時短できる
○収納場所の掃除も時短
断捨離バンザイ。
⑤必殺・ノーアイロンアイロン(実験あり)
シャツのアイロンをかけるのが面倒なので、なんとかアイロンをかけないで、シワが伸ばせないか調べているとこんな情報がありました。
「シャツを洗濯したときに脱水しないで、水浸しのまま干すと、水の重みでシワが伸びて干しあがりがきれいになる。」
これを実験してみました。

私はここ2年間くらいはほとんどこの方法で普段着のアイロンはかけてないわね。
シャツを洗濯したときに脱水しないで、水浸しのまま干す
ということでしたが、洗濯機から水浸しのシャツを物干し場まで持っていくのは、
・一度洗面器やバケツ等にうつさなければいけないし
・他の脱水したい洗濯物と分けるのも面倒
なので、当マガジンでは以下の工程を推奨します。
1:普通に脱水まで洗濯完了
→2:シャツをハンガーにかけて風呂場へ
→3:風呂場でシャツにシャワーをかけて水浸しにして干す
これが一番手間が省けます。写真とともに確認しましょう。

このシャツをお風呂場に持って行きます。

ここにシャツをかけて…

こんな感じで水をかけて、ひたすら放置です。
ぽたぽた水が垂れても、ここはお風呂場。全然平気です。
水が落ちなくなるくらいに乾いたら、乾きやすい外などに出してもかまいませんね。
(2)ノーアイロンアイロンの効果検証
さて、干せたものがこれ。

シワの伸び具合は…、悪くはない感じですね!
それでは以下を比較してみましょう!
○普通に干しただけのもの
○ノーアイロンアイロン
○アイロンばっちりかけたもの
ちょうど同じ製品のシャツの柄違い(綿100%)があったから、それを同じ洗濯機に入れて比較実験したよ。
A:ばっちりアイロンと自然干し

はっきり差が出ています。アイロンはやはりきれいですね。
B:ノーアイロンアイロンと自然干し

右のノーアイロンアイロンのほうは、シワがないわけではないですが、浅いシワなので、目立たないです。
逆に左の自然干しのものは、「あーシワあるなー」と普通に思うレベル。
C:ノーアイロンアイロンと、ばっちりアイロン

並べて比べるとやっぱりしっかりアイロンかけたものはきれいですよね…。
*三者一斉比較

しっかりアイロンと自然干しのちょうど間くらいの仕上がりの「ノーアイロンアイロン」
というところでしょうか。

実感で言うとー。
○しっかりアイロンのシャツ→誇らしく着られるレベル
○ノーアイロンアイロン→気合入れたおしゃれでなければ、普段着ててもまったく問題のないレベル
○自然干し→ちょっと着るのに躊躇する or しょうがなく着るレベル

じゃあ普段ならノーアイロンアイロンがいいかも。時間も節約できるし。
シャツのアイロンは慣れていても一枚につき5分くらいはかかります。
ノーアイロンアイロンの場合は、洗濯が終わったら、お風呂に吊るして水かけておくだけ。
完璧にきれいではないけれど、そこそこ満足のいく仕上がりが、短時間で得られます。

コスパが断然いいのよ。

ちなみにうちにはこういうのもあるわ。

これを使ったものとしっかりアイロンをかけたものの比較がこちら。

スチームアイロンを使うと、ノーアイロンアイロンよりは袖もきれいに仕上がります。

ただ、使っていた実感としてはー。
○ハンガーに吊るした衣服にアイロンをかけるため、ずっとアイロンを高く持ち上げている必要があり、腕が疲れる
○スチームが強力なのはいいが、左手を添えていたりすると、やけどしそうになる
ので、

結局今は、「ノーアイロンアイロン」一択よ。
⑥リネン速乾術
タオル・バスタオルなどの洗濯は結構面倒です。なぜなら、
他のものと比べて、乾きが遅いからです。

みんなと足並みそろえなさいよ!って感じ。

乾燥機あるでしょ。使えば?
確かに乾燥機を使えば、タオルやバスタオルもふんわり仕上がり、極上の拭き心地が得られますが…問題もあります。
ドラム式乾燥機の場合、
○洗う槽と乾燥の槽が一緒なので、タオルを乾燥機にかけた後、普通に洗濯すると、洗濯物にタオルの繊維カスがびっしり。
○毎回フィルター清掃する必要があり、これも結構面倒。
なのです。
乾燥機でタオルを乾燥した後は、一度洗濯機が空の状態で、すすぎ運転などして、洗濯槽の中の繊維カスを洗い落としてから次の洗濯をするなど、工夫もしていましたが、それもなんだか水道代がもったいない気もします。
そこで「リネン速乾術」です。
このネーミング、一部分ウソなのですが、この技の要点は
「すぐに乾くリネンに替えればよい」のです。
というわけで、リネン類を全て「手ぬぐい」に替えました。

手ぬぐいはめちゃくちゃすぐ乾きます。今まではタオルなどは乾くのが遅いので、何回か使ってから意を決して洗濯に回していましたが、
今は一度使って洗濯機にポンもできるし(どうせすぐ乾く)、
(どうせすぐ乾くんだから)比較的衛生的に何度も使う事ができます。

ビューティフルジャパン。

えー、でもバスタオルは?そんなでかい手ぬぐいあるの?
あります。

箱根の日帰り温泉のみやげ物に売っていました。
ネットで検索すれば、結構同じ事を実践し、バスタオルは使わないという方もいるようです。
これに替えることで、バスタオル(手ぬぐい生地)は毎日洗濯できて清潔です。

ただ、手ぬぐいのデメリットは、吸水としては劣る、という点ね。拭き心地にかんしてはタオルは最高。
⑦着まわしルーティン構築法
毎日洗濯する下着や靴下などは、ルーティンを構築することで、無駄が減ります。
例えば、4着のシャツをローテーションして着まわしていくことにしましょう。
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 |
Aのシャツ着る | Bのシャツ着る | Cのシャツ着る | Dのシャツ着る | |
Aのシャツ洗濯&干す | Bのシャツ洗濯&干す | Cのシャツ洗濯&干す | Dのシャツ洗濯&干す | |
Aのシャツしまう | Bのシャツしまう | Cのシャツしまう | ||
再びAのシャツを着る |
このようにすると、Aのシャツを2回目に着るまでの間にAのシャツは「しまわれることになる」のです。
無駄に多くのシャツでルーティンしていると、無駄な家事を挿入することにってしまいます。
そこで着まわすシャツを2枚にし、このようにしてみます。
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 |
Aのシャツ着る | Bのシャツ着る | ||
Aのシャツ洗濯&干す | Bのシャツ洗濯&干す | ||
☆Aのシャツを干してある状態からそのまま着る | Aのシャツを洗濯&干す | ||
☆Bのシャツを干してある状態からそのまま着る |
このようにAとBの二つのシャツでローテーションしていくのです。
こうすると、
○2枚のシャツしか使わないので、洗濯ものの干しやたたみが溜まらない
○次に着るシャツは直接物干し台から取って着ればいいので、そもそもたたむ手間がない
というメリットがあります。
さらに、このローテーションができるような家事のタイミングや段取りを決めましょう。

私の場合はAのシャツを1日目の夜脱いだら、朝洗濯が仕上がるようにタイマーで洗濯機へいれて、朝干す。そうすると、3日目の朝には乾いているからそれを着る、ってながれ。前半で出てきた物干し台のような、そのままベランダに出したり室内に入れたりできるようなものが便利。
こうすれば、下着や靴下などはたたんでしまうという必要がなくなりますね!
2着で着まわせることになれば、クローゼットの段捨離も進みますね!
後半のまとめ(洗濯をローコストに時短する)
- 最短動線法(前半) →洗濯物の移動距離を短くする
- 洗濯ばさみ半追放術(前半) →洗濯ばさみを使う手間をなるべくカット
- アナログ・洗剤簡単投入法(前半) →ワンオペ(1動作)で洗剤を入れられるように工夫
- そのまんまハンガー →ハンガーで干しそのまま収納
- 必殺・ノーアイロンアイロン(実験あり) →水をかけて干すことでアイロン効果
- リネン速乾術 →そもそも乾きやすいリネンを使う
- 着まわしルーティン構築法 →たたんでしまう手間をカットする仕組み作り
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洗濯は工程も多く、完璧にやろうと思えば、手間は多くなっていきます。
「ここだけは時間をかけてでもやりたい!」という個人的なこだわりもあるかもしれませんが、
そうでないところは今回の記事を参考に時短を目指してみてください。
他にしたい事をする時間がふえますよ。

できるものからやってみてくださいね!
ありがとうございました!
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