株買った「JT」の株の配当金のお知らせが届きました。

JTの株は年に2回の配当があり、年間の配当は154円でした。
近年連続して増配(配当金が上がる)をしていましたが、今年は去年と同じで、
減配はしないものの、増配もなし、という横ばい状態です。

ちなみにどこの証券会社で40株買ったの?
SBIネオモバイル証券です!手数料も安く、1株から買えます!1株だけしか持ってなくても配当金はもらえるよ。

株を買ってもらえる配当金ってどうやって決まるの?株価で決まるの?
配当金は株価で決まるんじゃなくて、会社の利益の中から出すんです。
この記事は、株式投資の初心者向けに、
配当金でもらえる金額の決まり方と税金、配当利回りについて解説します!
配当金が株価で決まらないからこそ、配当金ねらいの投資は「心穏やかな投資法」なんです。
まずは配当利回りから見ていきましょう。
目次
配当利回りとは?
配当利回りって何?
株を買った値段に対してどのくらいの配当金が1年でもらえるかという割合のことです。
10,000円で買った株の1年間の配当金が100円だったとすると、
その株の配当利回りは、1%となります。
配当利回りの計算方法
配当金の計算式
配当利回りは、買った株の何パーセントが年にもらえるのかって事だからー、
(年の配当金)÷(買った時の株価)×100
で求められます。(最後の×100は「%」で表示するためです。)

配当利回りが大きいほど買った金額分のお金を配当金で早く回収できるってことね。
JTの場合の私の配当利回り
今年の年間の配当は154円でした。
そして、私がJTの株を40株買った時の値段は2,380円でしたので、
154(年配当金)÷2380円(買った時の値段)=6.4%
ということになります。

ちなみに「税引前」とか「税引後」とか言われるけど、それって何?
配当利回りはだいたいの場合、「税引き前配当利回り」で表示される。
配当金には税金がかかります。
日本の株式の場合、配当金を受け取る場合、20.318%の税金が引かれます。

えー、5分の1も取られるのかいな!
配当金が10万円もらえるとしても、税金が引かれるので最終的にもらえるのは、79,682円になるという事ですね。
証券会社のサイト等で示される配当利回りは大体が「税引き前配当利回り」です。
実際にいくらが懐に入ってくるかは、自分で20.318%を引いて計算する必要があります。
税引き前の配当金とか配当利回りに79.682%をかければ出てきます。
JTの場合は、実際に受け取れる配当金額と配当利回りはこうなります。
配当金は1株あたり 154円×79.682%=122.7円 (実際の入金額)
私の場合は配当利回りは 6.4×79.682%=5.09% (実質の税引き後配当利回り)
配当金のお知らせどおりの額がもらえるわけじゃありませんから注意です。

税金っていつ払うの?
証券口座の設定で「特別徴収源泉徴収あり」に設定しておくと、自動的に引かれた額が入ってくるから簡単です。
自分で確定申告して払う方法もあるよ。
自分で確定申告して払う方法もあるよ。
配当金の決まり方
配当金は株価で決まるのではない
配当利回りとかあるから、「配当金」と「株価」が関係を持っているように誤解しがちだけど、基本的に無関係(もちろん影響は受けることはあるけど)。
配当金は、
株価が2倍になったから、配当金も2倍になる
配当金が半分になったら、株価も半分になる
という決まり方をするのではありません。
基本的には株価は企業の業績に連動しているのではないです。
株価は投資家が売買する需要と供給で値が決まりますから。
株価は投資家が売買する需要と供給で値が決まりますから。

じゃあ配当金ってどうやって決まるの?
配当金の額は企業が総合的に決める
配当金は企業の「利益剰余金」から出されています。
「利益剰余金」は、社員の給料とか広告費とか損失とかそういうものをぜーんぶ差っ引いた後の、会社に残ってるこれまでの利益の積み上がりのこと。
企業の活動によって生じたこの「純粋な儲け」である「利益剰余金」がいくらあるのか、
来年度の企業の活動のために「利益剰余金」のうちいくら残しておきたいか、
昨年度の配当金と同じ金額出せるか、もっと出せるか、少なくしてしまうか、
など、様々な要素から総合的に判断して配当金額は決まります。

じゃあ、儲けが少なければ、配当も少なくなるってこと?
儲けが少なければ、配当金は少なくなるのか
1年間で企業が生み出した利益(全部の経費を差っ引いて自由にできるお金)は「当期純利益」といいます。
企業はそれをすべて配当に回すわけではなく、次期の活動のためにためて置いたりします(内部留保)。
そして、資本金もこれまでの当期純利益も含めて、今まで(上場してからずっと)の「自由にできるお金の集積」が「利益剰余金」です。
単年度で出した利益だけから配当を出すわけじゃないから、その年の儲けが少なかったからってすぐに配当金が少なくなるわけじゃない。そこは企業も計画したりして頑張ってる。
単年度の儲けの増減ですぐに、

売り上げが多い!今年は増配だー。

売り上げが今年は少ない!はい減配っ。
となるわけではありません。
企業にとっては、投資家は出資をしてもらっている大事な存在です。
すぐに増配や減配を繰り返して、不安定な経営をしたりすると、

減配してどういうことだ!
と詰め寄られたり、

よし、今の社長はクビ!
と解任されたり、なんてこともありうるわけです。

株主ってそんなに強いの?社長解任なんてできるわけ?

企業は株主のもの、なので株主の発言権はかなりあるんです。たくさんの株を持っている株主は会社の経営権を持ったりもします。

株主にちゃんと配当金を出してあげる努力をしなきゃいけないってわけだね。
安定した企業はなるべく昨年の配当金額から減らさない(減配しない)ように、
できれば昨年よりも配当金額を上げられる(増配する)ように、努力するのが基本です。
シビアな米国の企業は「減配は恥」と思っているらしい。借金してまで減配はしないという企業まであるらしいですよ。
まとめ 配当金目当ての投資は一時期の株価に左右されにくい
今までみてきたように、
配当金は利益剰余金(これまでの儲けの積み重ね)から出されます。
- 単年度の業績が落ちたからといって簡単に減配されるわけではない
- 株主への還元の意識により、そう簡単には減配しないように企業は努力する
ため、
デイトレーダーみたいに株価に一喜一憂しない投資ができます。
安定した配当金を出してくれる企業を見つけることができれば、

血眼株価ウォッチ、せずに済むわけですね。
高配当安定の株の銘柄選定をしたい方は、以下のブログ「こびと株」がとても参考になります!
是非参考にしてください↓↓
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